これが私の人生です。21
は?
何がパティシエや?
何がお菓子や?
お父さん
私の夢を応援してくれてたんじゃないの?
耳を疑いたくなるような言葉に、ショックのあまり何も言い返せませんでした
ショックというのと、独裁者に反論してもどうせああだこうだ言って、最後はねじ伏せられるのが分かっていたので歯向かわなったのもあります
あとは単純に怖かったからです
電話越しですら激怖ですからねあの人
フェイストゥーフェイスなんてこの世の終わりみたいなものですから
言葉を失っている間にも、父は何かギャンギャン言ってきたような覚えがあるんですが
さっき言われたことが衝撃的すぎて耳に入ってきませんでした
「 今すぐ帰って来い!! 」
とガチャ切りされたのだけは覚えています
電話が終わった後Iさんに次のバスで帰りますと伝えようとしたところ、ある事件が、、、
バスがない/(^o^)\オワター
時刻表を見ると、父と電話している間に私が住んでいる団地行きへの最終バスが通過していました
まじで青ざめた
ですがここで奇跡が
うっわ終わったわ、、と思ったの束の間、時刻表をよく見るとなんと隣の団地行きへの最終バスが残っていました
隣の団地から私の家までは車で5分くらい
そこに父に迎えに来てもらおう作戦を立てました
めちゃご立腹なのに迎えに来てもらうのは気まずいですが、、、
私はそのバスに乗り、できるだけ家から近いバス停で降りました
そして父に迎え要請の電話をしたのですが
電 話 に 出 な い /(^o^)\
なんで出ないの!?
さっきまで電話してたじゃん!
あれから30分しか経ってないのに!
え、何、怒ってんの?
電話に出たくないくらい怒ってんの?
子どもかよ!!!!!
23時半に1人で荒ぶるJK2
ですが荒ぶったところで状況は変わりません
残された手段はたった1つ
そう、歩いて帰ること
家まで歩きで50分はかかります
ですが貧乏高校生にタクシーなんてセレブリティーあふれる選択肢はありません
タクシーなんて素敵な選択シー(やかましい)はありません
冬目前+深夜近く
ダブルパンチで外はとても寒かったです
脚が出る制服のまま歩いたら凍傷になるんじゃないかとビビった私は、スカートの下にバイトのユニフォームを着ました
通気性抜群の生地ですが、長ズボンだしないよりはいいかと思い履いて帰りました
見た目は最強にダサいですけどね
あまりにも寒すぎて、早く家に帰って温まりたい一心で黙々と歩いていたら40分くらいで着きました
今思えばあの40分間、よく補導されなかったなと思います
夜遅くに変な格好した女子高生がめちゃくちゃ早歩きしてるんですよ
完全に補導対象ですよ
まあね、補導されたらされたでいろいろ面倒そうだしよかったということで
そして激おこプンプン丸の父がいる家へと恐る恐る入ってみると、、、
父は爆睡かましてました。
22へ続く