これが私の人生です。09
シルバーウィーク4日目の午前9時頃
母の実家へアポなし訪問
最初に祖母が出てきて、母を呼んできてもらいました
まーびっくりしてましたね
2人ともおったまげてましたね
そりゃそうだ
昨日別れたばかりの旦那と子どもが、翌日突然やって来たんですから
祖母も突然娘が(仮)離婚して実家に帰って来たと思ったら、翌日には義息子と孫が来るんですから
驚き以外の何物でもない
おばあちゃんよく心臓止まんなかったな、、
若干2人とも、特に母が迷惑そうでしたが。
、、、ごめんって、はるばる来たからちょっとくらい話聞いておくんなまし
半ば無理やり家にあがり、客間で家族会議
祖母には席を外してもらい、犬は車で待機させました
あ、窓は開けて水分も準備していたのでその辺はご安心を
父が話を進めていきます
本当にこのままでいいのか
本当は戻りたいんじゃないのか
など、本音を聞き出そうとするのですが
母は「 戻らない」の一点張り
父の言うことに一切耳を傾けない
「 許せない気持ちもあるけどやっぱり戻ってきてほしい」
と私が泣きながら言っても「 戻らない」
あの時間で何回戻らないって言葉を聞いたんだろうってくらい言ってましたよ
「 MODORANAI 」
同じようなやり取りが何十分も続きました
お互いが主張を譲らないので、こりゃもうだめだということで諦めて帰ることに
なるはずだったんですが
やはりどうしても諦めきれない父
「 もう1回戻って説得しよう」
え、お父さん諦め悪っ!
って思いましたね(正直か)
不倫されてもなお、母と暮らしたいってどんだけ好きなんもはや怖い
でもきっとそれだけが理由ではなくて、帰りの車内で泣いている私を見て提案してくれたのもあると思います
お父さん、ありがとう
ですが私はこの時、悲しいし涙は止まらない状態でしたが、すでにもう諦めていて帰る気満々でした
ていうか疲れと寝不足で思考が回らない
とにかく休みたい、寝たい
もうはやく帰ろうぜ
くらいの勢いでした
本音ダダ漏れ
母は昔から頑固な、それはもうカッチコチのガンガンガンガン頑固ちゃんな性格です
何を言ってももう戻ってこないのは分かりきっています
説得しようとすればするほど、母の気持ちが離れていくのは分かっていました
なので、さすがにもういいよ帰ろうと言いたかったのですが、、
まあ言えませんよね
父は独裁者
私は奴隷
許される答えはイエッサーのみ
忠誠心の塊系奴隷です
もちろん答えは
「 うん、、(イエッサー)(白目) 」
(兄はくそどうでもよさそうでした)
そしてまたもや再登場する元旦那と子どもたちに迷惑そうな母
ごめんよママン
奴隷は逆らえんのや、、
再び家族会議が始まりました
会議といっても、本当にこれでいいんだね?という最終確認みたいなものですけどね
私は泣きながら戻ってきてと言いましたが、
答えはやはりNo
まあそうですよね。って感じでした
その様子を見てさすがに父も諦めがついたのか
もう帰ろうと言いました
最後に母に
「 今まで本当にありがとう 」
と、握手しながら言っていました
その光景がめちゃくちゃ切なくて、今でも忘れられません
「 あ、もうこの2人は本当に他人になるんだ
もう4人で集まることがないんだ 」
と実感したのを覚えています
(兄は相変わらずくそどうでもよさそうでした)
そして、私たちが母の実家に戻ることはありませんでした
10へ続く