これが私の人生です。11
シルバーウィーク明け
いつもの日常が戻ってきました
連休中どこ行った〜とか
何してた〜とか
宿題やってないやばーいとか
みんな楽しそうに話していました
私もある意味おでかけしていましたが、
「 親が離婚して東北まで行ってたよ☆」
なんて言えるわけもなく。
ねえ!宿題終わってないんだけどー!笑
と、ケラケラとしていました
まあ宿題終わってないのは事実だしな、うん
嘘はうついてないよね、うん
母がいない日常に慣れるのに、そう時間はかかりませんでした
寂しいとかはもちろんありましたが
クヨクヨしている時間がもったいない!
前向きにならないと!
むしろ家事に慣れるいい機会やん!
と、もはや開き直りました
私のポジティブシンキングなところは、きっと両親の離婚がきっかけだったと思います
それまでも特別ネガティブというわけではありませんでしたが、立ち直りがめちゃ早!というわけでもない
それが今では落ち込み方を忘れるくらいにポジティブになりました
ある意味、離婚した両親に感謝
家事は手が空いた人、気がついた人がやるという形で、3人で協力してこなしました
祖母もごはんやお弁当を作りにきてくれたり、本当にありがたかったです
お母さんいなくてもけっこう大丈夫やん!
普通に生活できるやん!
とか余裕ぶっこいていた矢先のこと
犬に異変が起こりました
元々 病気持ちだったのですが、6歳になった当時突然悪化したのです
私の犬は生後1年弱の時に「 てんかん 」を発症しました
人間も発症する病気です(小児てんかんなど)
初めててんかんを発症し、動物病院に連れて行った時は
「 おそらく脳に何かしらの問題があると思われますが、これといった原因は特定できまさん 」
そう、獣医に言われました
原因が分からない?
うそでしょ?
診断結果を信じられず、他の動物病院を何軒も回りました
ですが、結果はどこも同じではっきりとした原因は分からずじまい
治療など何もできない
ですがそれはあまりにかわいそうなので、てんかんの発作が起きた時の対処法を教えてもらいました
発作が起きたらそれで対処する
それしか方法がなかったので、何年もそうしてきました
ですが、6歳の秋
突然の悪化
明らかに今までの発作とは違いました
今までは伏せの状態で全身に力が入り、頭部を中心に全身が小刻みに震える感じでした
それが体は完全に横たわり、前後の両足が走るようにバタバタと動くようになりました
てんかんというより痙攣に近いと思います
突然暴れるように全身が震えだした犬を前に、
私はパニックになりかけました
どうすればいいか分からない
いつもの対処をすればいいのか
それとももしかしたら触れない方がいいのか
このまま死ぬかもしれない、、、
最悪の結末が何度も頭をよぎりました
考えたくなくても、目の前の光景を見るとどうしてもそう思ってしまいます
ましてや原因不明の病気持ち
その可能性は十分にあります
だけど
絶対に死んでほしくない!!
その一心でした
「 ねえ、大丈夫だよね?死なないよね?
死んじゃだめだよ!◯◯!◯◯!!」
泣きながら今まで通りの対処法を行いました
少しでも震えがおさまるように
「 飼い主に触れてもらえている 」
少しでもそう安心してもらえるように
いつもと違う症状に、触ってもいいのか分からない状態でしたが、とにかく犬には私がそばにいることを分かってほしかったんです
数分後、次第に震えはおさまっていきました
発作から15分経った頃には何事もなかったかのようにケロッとしていました
あれは幻だったのかと思うくらいに
その姿を見てひとまず安心し、仕事中の父へ今起きたことを連絡しました
明日、動物病院へ連れて行こうとなり、翌日に学校を休んで連れて行きました
12へ続く